E3が「世界最大のゲームショウ」でなくなる日
どうもお久しぶりです。ゲーマガ・海外ナビ担当・岩井です。
さて、昨日未明から今朝にかけまして世界最大のゲームショウ・「E3」に関する、とあるウワサが飛び交っていました。そして本日7月31日(アメリカ時間)・ESA(Entertainment Software Assosication・アメリカにおけるCESAのような団体)から正式なプレスリリースが発表されました。やはりそれは、同団体が主催する、その世界最大のゲームショウ・E3のことでした。
「来年度以降のE3はプレスイベントとメディア・開発者・流通向けの小さいミーティングをメインとする」
http://www.theesa.com/archives/2006/07/for_immediate_r.php
過去12回行われてきたE3は基本的に年末商戦向けのゲームメーカーの最新作を発表する展示会でした。そして、その規模もゲーム産業自体の規模に比例して、だんだん拡大していきましただ、それによる弊害もだんだん増えていきました。
たとえば、ホテル。E3会期中、会場のLACC(LAコンベンションセンター)に近いダウンタウンのホテルは「特別料金」を取るところがほとんど。それでも会場に近いダウンタウンのホテルは一瞬で埋まり、ホテルが取れなかった人はサンタモニカやハリウッドから通うこととなります。筆者も昔は空港近くのホテル(クルマで30分!)から通いましたよ……。
E3の縮小を決めた理由としては、東京ゲームショウやGame Convention(GC・ドイツで開催)といった海外での大規模なゲームショウの存在や、EA Hot Summer Night(EA本社で行われるプレスイベント)やX0n(Xbox関連のイベント)などのハードメーカー・ソフトメーカー独自のプレスイベントなどが開催されることで、一極集中型のイベントの必要性が低くなったことも挙げられます。
アメリカでも最近はサンディエゴのComic-Con(コミックコンベンション)などでもゲームが紹介されていて、今年はKONAMIから小島監督らが来場しました。それ以外にも、CES(ラスベガスで毎年1月に開催される総合家電展示会)でもゲームの展示が多くなっていたり、ゲーム雑誌・WEBサイト運営元によるショーの開催などがあって、ESA側に「もうE3だけ大きくなくてもいいだろう」という読みがあったのかもしれません。
来年のE3の詳細は数ヶ月以内に決定することと思いますが、この様子から行くと、今年のようなド派手なブースを設営して運営する形ではなくなる可能性もあります。また、ミーティングルームでの取材となると、日本でスケジュールをセッティングしてくれる日本メーカーはともかく、日本支社のない海外ゲームメーカーは入室できずに取りこぼしてしまうところも出てくることは必至です(今年のEidosがそうだった。さらに言うとBioware|Pandemic Studiosもヤバかった……)。E3に出展せず、別の機会にプレスイベントを行うメーカーも出てくる可能性があったりと、メディアもいろいろ頭を痛めそうです。
一部のウワサでは「E3そのものがなくなる」というのもありましたが、開催はされそうです。ただし、ミーティングルームでの取材がメインとなることで、その取材内容は開発者インタビューを含めた、内容の濃いものになる可能性が高くなることでしょう。まだ10ヶ月も先の話になりますが、今は続報をお待ちください。




























